レスポンシブWebデザインの考え方に基づいて新規にサイトを構築、または既存サイトの一部のリデザインを行います。特定のデバイス向けの最適化手法ではなく、不特定のデバイス向けの汎用化手法であり、さまざまな大きさのスクリーンをもつ既存のデバイスに対応できるだけではなく、今後登場する未知のデバイス(のスクリーン)に対しても、対応しやすくなります。
ワンソース・マルチユース
「ワンソース・マルチユース」の考え方と同じく、単一のHTMLファイル、単一のコードベースでさまざまなデバイスに対応することになります。さまざまな要因からCMSのような仕組みを導入することが難しかったり、あるいはデバイスごとに最適化したサイトを複数運用することが難しいWebサイトにおいては特に、運用コストを抑えたマルチデバイス対応が実現できます。
CSS3の積極的活用
レスポンシブWebデザインの要件のひとつに、メディアクエリーの使用があります。これは、デバイスのもつ表示スクリーンの特性に応じ、コンテンツに適用するスタイルシートを調整するための仕様です。メディアクエリーに限らず、レスポンシブWebデザインにおいては、モバイルの通信環境においても可能な限り快適な表示を提供するために、積極的にCSS3を活用することで装飾のための画像点数を減らします。